だいすき ぎゅっ ぎゅっ 

絵本レビュー


■ どんな内容?

朝8時、「おはよう!」と元気に目覚めたうさぎの親子。
顔を洗って、髪をとかして、朝ごはんを食べて——と、仲良く一日をスタートさせます。
この絵本は、うさぎの親子が朝から夜まで一緒に過ごす時間を、1時間ごとに描いたお話です。

毎時ごとに描かれるのは、ただの生活の流れではありません。
どの時間にも欠かさず登場するのが、親子で「ぎゅっ」と抱きしめ合うシーン
外が雨でも晴れでも、遊んでいてもくつろいでいても、「だいすき、ぎゅっぎゅっ」と繰り返されるその瞬間に、家族のあたたかさがぎゅっと詰まっています


■ 絵本の概要

  • 登場人物:うさぎの親子(おそらく母子)
  • ページ数:32ページ前後(ボードブックあり)
  • ジャンル:親子のふれあい・時間感覚・日常生活
  • 対象年齢:1歳〜3歳ごろ

■ 絵本の魅力 3つ

1. 時間の流れを自然に感じられる構成

毎ページに「〇時」と時間が明記されており、時計が読めない子でも「今は〇〇をする時間なんだ」と、時間と生活が結びつく導入になります。

2. ぎゅっと抱きしめる愛情の繰り返し

どの時間帯でも、必ず「ぎゅっぎゅっ」というスキンシップが登場。読みながら実際に抱きしめてあげることで、親子の絆が深まる1冊です。

3. 日常の遊びや暮らしが親しみやすく描かれている

積み木や絵本、お外遊びなど、子どもが身近に感じられる遊びがたっぷり。「うちもこんなふうに過ごしたいな」と感じられる、親子の理想的な日常がやさしく描かれています。


■ まとめ

『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』は、親子のふれあいと時間の感覚が自然と育まれる絵本です。
「今何時かな?」「今は何をしているかな?」と読みながら会話も弾み、そして何より、「ぎゅっ」とするたびに親子の愛情が満ちていきます。
小さな子にとっての“時間との出会い”にぴったりの一冊です。


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